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女神小说 2023-04-06 19:55 出处:网络 作者:女王小说编辑:@女神小说
11爆乳の女怪盗がおっぱいで警官を诱惑 5,071文字 往前 1 / 1 页 继续 「こちらポイントF、异常なし」
11爆乳の女怪盗がおっぱいで警官を诱惑
5,071文字
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「こちらポイントF、异常なし」

 夜。建物と建物の间。
 绀色の制服に身を包んだ青年が定时报告を行なう声が灰色の壁の间にこだまする。
 彼は无线机を胸元に戻し「ふぅ」とため息をつくと、暗闇の中にキラリと光が瞬いた。
 警官であることを示すバッジが、月の光を反射したのだった。
 そう。彼は警察官であり、予告状を出した女怪盗団を捕まえるため、警察が街の至るところに配置された见张りのうちのひとりであった。
 しかし、待てど暮らせ「怪盗现る」の一报はなく、肩透かしを食らった形の彼は、徐々に警戒と紧张感を缓めつつあった。
 その时であった。
 ゆらり。
 细い路地にゆらめく影が现れた。

「あら、先客がいたのね?」
「なっ……!? お、お前は女怪盗の――!」
「ご存知のようで嬉しいわ? ええ、私こそ世间で噂の美女怪盗団のひとり? 爆乳担当の怪盗よ?」

 闇と静寂に満ちた路地に、ドロリと染み渡るような艶やかな声色が响く。
 不意を突かれた警官が声の発生源へと目を向けると、豊かな胸元を强调するような衣装に身を包んだ美女がいた。
 とにかく印象に残るのはその豊満な胸である。
 でかい。
 大きく膨らんだ双丘は上半分を完全に露出しており、细いハーネス状の装饰を组み合わせた上着に无理やり押し込められているのも相まって、ぎっちりと诘まった巨乳と、挟み込まれたI字型の谷间が夜闇に浮き上がった。
 美女がミニスカートから伸びる白磁器のような美脚を前后に组み替えて歩くたびに、桃色の果実が

 たっぷん? たっぷん?

 と上下に揺れて、ふざけた自己绍介を爱娇を振りまきながらおこなっているにも関わらず、警官は息を呑んで见惚れてしまった。

「――はっ!? い、いかん。すぐに応援を――」
「――すと~っぷ? せっかく二人きりになれたんだから、もうちょっと楽しみましょ?」

 ゆえに、警官が自らの职务を思い出して无线机をを手に取ろうとした时には、女怪盗によって完全に胸を密着させられた状态へ陥っていた。

 むにゅぅん?

 温かいマシュマロのような感触が、警官の胸板を押し溃してきた。
あまりにも柔らかい双乳は自在に形を変え、无线机を手にした腕ごとをまるで型を取るかのよう包み込む。
「むにゅむにゅ?」と震える乳臭い桃色の果実と、匂い立つ一本线の深い谷间の织りなす絶景が、警官の视界の下半分に広がった。
 人肌にしては体温の高いぬくもりが、夜风に冷えた制服越しにじんわりと体の芯へと染み渡っていく。

「くっ、くそっ? 离せっ?」

 警官がなけなしのプライドから绞り出した言叶も上擦り调子で格好がつかない。
 内心の动揺を见透かしたらしい怪盗は、更なる行动で慌てる青年を追撃する。

「あはぁ~ん? おまわりさんたら、どさくさに纷れて私のおっぱい堪能するなんて? 本当はエッチなんだ?」

 ぐいっ? ぐいっ?

 自分から密着してきた事実を无视するかのような口ぶりで、顔を真っ赤にした警官に身体を预けていく。
 一歩、また一歩と警官は押されるがままに后ずさりしていった。
 人気のない路地に二人のぶんの靴音が响いて、夜空に消えていく。
 警官は柔らかい感触と诱われるような暖かさに脳が痺れるような感覚を覚えていた。

「……ねぇ? おまわりさんは私がこの前博物馆から宝物を盗んだの知ってるよね?」
「あ、あぁ……」

 真っ赤な舌でベロリを唇を舐めた怪盗は、心ここにあらずな警官へ话を振る。
 もちろんその间にも豊かな巨乳を押し付けることはやめない。
 それどころか一层密着を强め、上半身全体を「すりすり?」と擦り合わせて、まるでひとつに溶け合おうとする软体动物のような动きで、诱惑を続けた。

「あの时はテレビのクルーにも、道端の一般人にもたっぷり撮られちゃって耻ずかしかったな~? 特に、私があなた达警官から逃げる时に大立ち回りしたシーン? 视聴者提供だなんだとか言って、揺れるオッパイが大写しで何度もお茶の间に放送されて、と~っても耻ずかしかったの? あ、もちろんキックする时の美脚の根本に写ったパンチラもね? おまわりさんは见てくれたかな~?」

 警官の脳裏にこびりついたイメージが睑の裏で再生される。
 憎むべき犯罪者の弱点を探す、という名目で何回も再生した数々の动画。
 そのどれもが「たぷんっ? たぷんっ?」と揺れる胸を画面に映していた。
 それ以外にも、目が覚めるほど白い太ももや、その奥底に垣间见える明るい色の下着を収めていて――。

「ううっ?」

 警官は腰の奥に走る痛みにも似た感覚にうめきをあげた。
 食い入るように映像を见ていた时と同様、いやそれ以上の悩ましい昂りがせり上がってきて、足腰に力が入らなくなる。
 怪盗は力の抜けた身体をまるで支えるかのように胸で押し上げた。
 いまやへたり込みかねない警官を、怪盗がなんとか壁に押し付けて立たせている状态であった。

「ふふ? コメンテーターのおじさんがみんな鼻の下伸ばしてみてたオッパイ? ネットでも何万回と再生されて、エッチで下品なコメントもいっぱいついてたね? ――その爆乳オッパイが、今あなたの目の前にあって、独り占めできるんだよ? 今堪能しなかったら、もう二度と触れない生オッパイ? それでも逃しちゃうのかな?」

 次々と嗫きかけられる诱惑の言叶が警官の脳を揺さぶる。
 职务意识というよりも、判断力を失ったゆえの硬直によって、硬い无线机を握りしめていた手のひらの裏――手の甲を覆うように、柔らかい乳鞠があてがわれていた。
 今ここで手のひらを返し、指を屈伸できる方向を前后逆にすれば、妄想の中で何度も楽しんだ巨乳を触ることが出来るのだ。

「はぁ……はぁ……?」

 警官がケダモノのような荒い息を上げ始め、それでもなお葛藤に脂汗を流す。
 しかし无情にも(见方を変えれば有情でもあったが)怪盗はダメ押しとばかりの诱いの台词を口にした。

「いつまでも无线机を掴んでるつもり? 手の甲に当たってる私の胸を、思いっきり触って揉んでみたくないわけ? どうせ定时连络がなければ异常ありと思って仲间が来てくれるわよ? へーき? おまわりさんがオッパイ揉み揉みしても、结果は変わらないわ? むしろ、怪盗を确保する絶好のチャンスなのよ? 私のわる~いオッパイ? 正义のおまわりさんのお手々で确保してぇ~ん?」

 正常な判断力があればあまりにも幼稚と思われる诱惑の言叶は、しかし巧みな色仕挂けによって生物の根源欲求を刺激された一介のオスを操るには充分であった。

 ごそごそ……? もにゅっ? もにゅもにゅうぅっ?

「あはぁんっ? おまわりさんにぃ? 捕まっちゃったぁ? きゃあ~ん? もうダメぇ~ん?」

 乳肉の中で穷屈そうに动かされた手のひらが、乳房の突き出た前方部をかたどるように触れた。
 指の一本一本が弾力ある球体の中に沈み込み、手全体から零れ落ちそうなほどに柔肉がはみ出る。衣服越しにも分かるグミのような感触が何を意味するのかわかった途端、警官は理性をかなぐり捨てて、荒々しく怪盗の巨乳を揉みしだき始めた。

「こ、これは确保っ? 确保のためなんだっ? ううっ? 柔らかくてっ? いい匂いがしてっ? 悪いオッパイめっ?」

 むぎゅっ? もぎゅっ? むにゅむにゅむにゅうぅっ?

 涎を口の端から零しながら、贪るように握り、掴み、抚で回す。
 その度に巨乳は形を変えて、まるでそれ自体がひとつの生物であるかのようにオスの情欲を丸出しにした警官を魅了する。
 乳肉を中央に向けて寄せるような衣装によって强调されるI字型の縦割れに、警官が目をとめるやいなや、すぐさま顔全体が谷あいに埋まってしまった。
 制服を着たケダモノが顔を震わせる度に、匂い立つ汤気のような热気が奥底から漏れ出る。
 浓いフェロモンを鼻だけでなく顔面いっぱいに受け止めたオスは、梦中で舌を出し谷间を舐め回しながら、味わい深い乳汗を甘露のように饮み下し続けた。

「むふぅ~……? ふうぅ~……? はぁはぁはぁっ?」
「はぁ~い? オッパイ魅了かんりょ~う? 怪盗の下品なデカパイに溺れてもう何も见えない? わからな~い? ……ほんと、みっともない姿? ま、これで仕事がやりやすくなったからいいけど」

 息を荒くして怪盗の胸にすがりつく姿は、警官どころかもはや人间とも思えない有り様であった。
 视覚、嗅覚、触覚、味覚、聴覚……。
 五感すべてを支配された警官は気が付かなかった。
 沈黙した无线机の向こうで警察の仲间が怪盗のグループが细い路地に入ったと叫んでいることに。
 そして、件の路地とは今まさに警官が怪盗相手に胸を堪能していることに。

「――おまたせ~? いや~、今日の警察はマジ本気で警备体制ガチガチすぎ~。ドロシー姉、脱出ルート确保お疲れ様~……ってうわっ! そいつが警官? ふがふがってキモい声あげててマジでキッモ……」
「肯定。もはや人间としての尊厳ゼロ。完全に魅了されているにしても、この姿は见るに堪えない。我々の逃亡计画は成功した。これ以上の足止めは不必要と思われる」
「そう言わずに? 男ってこういう情けない本性を隠してるから可爱いのよ? 先に行ってて? すぐに追いつくから?」

 すべては影のように駆けてきた二人の美少女怪盗――警官に色仕挂けを仕挂けた怪盗の仲间の脱出逃亡を支援するための计画だったのだ。
 度重なる怪盗の胜利に、今回こそはと威信をかけて警备体制を作り上げた警察は、まさしく厳戒态势で予告状に记载されていた日を迎えた。
 流石に厄介だと思った怪盗団は、警官を诱惑することで逃亡を可能にするプランを作り上げ、実行に移したのだった。
 そのための事前调査で最も适切な――チョロい相手と思われたのが、今现在胸に顔を埋めて腰を虚空に向けて「ヘコヘコ?」と振っている警官であった。
 计画は成功し、露骨に気持ち悪そうな顔をした仲间の二人を见送って、女怪盗は完全に自身の胸に梦中になった男を见下ろした。
 完全に乳魅了にハマった警官をどうするか、女怪盗は考える。

(硬い膝で股间を「ドカッ?」と撃ち抜く金的攻撃で昏倒させようかしら。
それとも、ズボン越しにもはっきりと勃起したテントを「スリスリ?」と优しく擦ってあげるのもいいかも。
いや、いっそ何も与えず突然消えることで、饥饿感を煽り今后も使えるスパイとして役立たせるのもありかもしれないわね……?)


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长く幸福な梦を见ていた気がする…。

それが、近卫兵モージが目を覚ました时に、最初に心に浮かんだことであった。

「…んっ……ここは?」

长い眠りから覚めたばかりの眼には、魔力による灯りが赫灼と辉いて见える。

眩しさから目元に手を持って行こうとするが、両手が共に动かせないことに気づいた。

何が何だかわからないまま、ぼやける视界が徐々に鲜明になっていくと、周囲には多くの人影が见えてくる…。

その中のひとりが、艶やかな声で话しかけてきた。

「ふふっ…おはよう、モージ。」

声の方に目线を向ければ、その主は异彩を放つ存在であった…。

青紫色のウェーブがかった长い髪にエメラルド色の瞳……左右の侧头部からは前方を向いた立派な角が生えており、それが人间ではないことは明白であった。

そして何より、人智を超えた絶世の美女であることに加え、モージの目を引いたのはその胸の大きさである。

下手をすれば彼女の头部よりも大きいのではなかろうかという乳房が2つ…シャツに包まれたまま描かれる柔らかな曲线は、视线を外すことを许しくれそうにない。

自分を穷地のどん底に陥れた张本人を前にして、なぜか四肢を椅子に缚り付けられ身动きが取れない中、性的な兴奋をしてしまっているという状况…。

「モージ…アナタ、自分がしたことと自分がされたこと、覚えているかしら?」

「……アナタは王女様の命を売った后、嘘をつき続けた挙句、私たち乳魔のおっぱいが无いと生きられない中毒者になっちゃったの。」

确かに、快楽拷问を受けた际に催淫性と依存性が强い母乳を饮まされ、今となってはそれを饮まなければ気が狂ってしまいそうになるほど、掻痒感に袭われる体になってしまっていた…。

その闷絶するほどの苦しみと、それを和らげるために母乳を饮んだときの快楽は、地下牢で锁に繋がれていたときの记忆としてはっきりと覚えている。

「そしてここは私たち乳魔のお城。…王様と相谈した结果、アナタを一生ここで饲い続けることになったわ。」

眼前に伫む絶世の美女に、笑顔でそう告げられた刹那、自分が何故椅子に缚り付けられているのか、自分がどこにいるのか、そして自分が置かれている立场を理解してしまった…。

慌てて见回せば、乳魔ネイムの后ろには彼女に胜るとも劣らないほどの美貌を兼ね备えた5~6人の女たちがいた…。

その美貌、その胸の大きさを见れば、彼女らもまた乳魔の一味であることは疑いようも无い。

サキュバスたちが见せるエロティックな舌なめずりは、情事の期待よりも精を吸われる恐怖として袭ってくる!

「なッ!? や、やめろ…! くっ…外れない!? クソッ!」

全力でもがこうが、魔力を笼めてもがこうが、四肢を缚る拘束具からはギッギッと音が鸣るだけで、とても逃げられそうになかった。

「なっ、なんだと!? くそっ! …じゃ、じゃあ、裏で近卫兵への昇进の口利きをしてやる! …早くこの拘束を外せと言っているんだ!」

……それでも动く者は居なかった。

ブビディアの兵士たちは申し訳なさそうな顔をするわけでもなく、宁ろ何かを恨むかのように睨みつけるだけ……。

「ここにアナタの味方はいないわ。……でも安心して? アナタが死ぬまで、私たちがずっと可爱がってあげるから?」

他の乳魔たちと同じように妖艶に笑うネイムが椅子に手を向けると、背もたれがリクライニングしたり両腕を広げられたりして、彼女の意のままの姿势にさせられる!

何が起こっているのか理解できず反论の声すら上げられないまま、大股を开いて阴部を见せつけるような格好にさせられてしまった…。

勃起と先走りの漏出が止まらないペニスにネイムが近づくと、睾丸に人差し指を1本あて、亀头までゆっくりと抚で上げる…!

「…あ゛あぁッ? …オッ? やッ! …あぁぁぁあ゛ッ?」

たったそれだけの所作で、自らの声を抑えられず、与えられた快感の大きさを示すかのようにして、透明な先走りがドパドパと溢れ出てくる…!

「モージ…これからアナタに与えるのは快楽による调教。ここから逃げることもできず、私たちに反抗する気力さえも夺われて、この城で快楽にまみれながら一生を终えるの。」

『调教』という言叶が人间である自分に使われて、まるで人间と家畜のような主従関係を连想してしまう。

そして眼前に伫む乳魔の目を见れば、それが现実のものになることは疑いようも无く、ただただ恐怖に身をすくませるしか无かった。

「この前、私たちの隙を见てこの城を制圧しようと考えていたみたいだけれど…そんな気すら起こせなくなるまで彻底的に调教してあげる?」

「ひっ? …ヒィッ? やめっ、やめてくれッ! た…助けて! 頼む…! お愿いだ、助けてくれ…!」

それは唯一残されていた希望が絶望に変わる瞬间の断末魔。

「もしかして、私が人间の心を読める…ってこと、忘れてたのかしら?」

この乳魔の城の谁かを人质にして逃げ延びようという算段は全て読まれていた……。

快楽に耐えられず、逃げることも出来ず、そこに在るのは底无しとも呼べるほどの絶望的な快楽の沼。

「大丈夫よ…アナタほどの上物、间违っても杀したりしないわ。アナタは私たちの母乳で病気に罹ることすら无く、天寿を全うするまで快楽の虏でいられるのよ?」

「い、嫌だ…!」

自分自身が乳魔の食料にされるという宣告は、死をも超えた寻常ならざる恐怖となってモージを袭う。

ガタガタと震えながら反射的に逃げようとするも、四肢と首を束缚する革のバンドがそれを许さなかった。

「今からアナタの催眠を解いて、待ちに待った射精をさせてあげるわ。私の催淫母乳をたっぷり饮んだ后の强制射精による快楽调教? すぐに何も考えられない従顺な下僕になれるのよ…良かったわね?」

「い、いやだ! 助けてくれ! しゃ、射精したくない! …イきたくないッ! た、たた、助けて!」

もう谁でもいい…この状况から解放し逃がしてくれるのならば、本当に谁でも良かった……。

そんな必死な思いで叫んでも、王妃を売った国贼を助ける者など谁一人としていない。

「…贵女たち、食べ终わったらいつもの调教部屋に入れておいてちょうだい。ここで搾り取りすぎちゃダメよ? それから、弛缓させるまでは注意するのよ?」

「「「はぁい?」」」

脳を蕩かすような娇声を挙げる美女たちとの性の交わりは、普段であれば周囲に自慢できるほどのものであろう。

だが、楽しむことすら出来ないほどの快楽を伴った最期の性の宴となるならば、话は别である。

ネイムは真正面に立つと、ニッコリと笑って1度だけ両手を叩いた。

何が起こったのか変化を感じ取れずとも、何をされたのかは彼女の言叶でわかった。

「これでアナタにかかっていた射精禁止の催眠は完全に解けたわ。射精したくなければ顽张って我慢しなさい? …ふふふっ?」

駄々を捏ねる子供のように泣き唤くも虚しく、解かれてしまった催眠……。

限界まで勃起し、念愿の射精を今か今かと待ちわびるペニスを抑える锁は、もう何も残っていない。

人间としての死……言い换えればサキュバスの食料としての生に临んで、「助けて」と叫ぼうとしても、真の恐怖と絶望においては言叶は出てこないという事実を初めて知った。

「さあ、この场は彼女たちに任せましょう。别の场所を案内しますので、ついてきてください。」

ネイムがこちらを见ずにそう告げて、兵士たちを部屋の外に连れ出しドアが闭じられると、见送るようにして手を振っていた6人の乳魔たちが、エロティックな笑みを浮かべながら振り返った……。

「さあ…気持ちのイイ射精のお时间よ?」

口をパクパクとさせていても、ゆっくりと近寄ってくる彼女らの顔を间近で见れば、谁もが一瞬で心を夺われてしまうほどの美貌を放っていた。

信じられないほどの美貌6つに加えて、柔らかそうで重たそうで思わず埋もれてしまいたくなってしまうほど立派な乳房が12房……ゆっさゆっさと揺らされる魅惑の果実の诱惑により、意に反した兴奋がペニスのビクつきとなって现れる…。

「んふふ? …怖いのよね? 恐怖が无ければ、ネイムお姉さまの催眠を解かれた瞬间にイッちゃっているもの?」

「大丈夫よ、怖いのなんて一瞬で忘れて…何も考えられなくなって…すぐに気持ちよさだけに包まれるわ?」

「私たちにとっては搾精だけれど、これはアナタの调教も兼ねてるの。……気を失ったりなんてさせないから安心して快楽の味を覚えなさい?」

「やッ…やッやめッ……く、来るな!」

泣きそうな顔で拒否しようとするモージをよそに、乳魔たちは彼の头部付近2人、腹部付近に2人、开かさせられている股间付近に2人、左右に分かれて立った。

「相当锻えているって闻いているし、一度、この中身を空っぽにしてしまうわよ?」

「「「はぁい?」」」

リーダー格の乳魔がパンパンに膨らんだ阴嚢を軽く持ちあげてそう言うと、残る全员が応えるや否や、乳魔6人による爱抚が一斉に始められた…!

両脇に阵取っていた2人が锻えられた大胸筋に顔を寄せると、テラテラと艶めかしく光る红い舌を乳首に这わせ、チロチロと舐め上げる。

それと同时に触れるか触れないかのくすぐるような距离で、割れた腹筋を抚でていた。

リーダー格の乳魔は亀头を咥えると、先走りでヌルヌルになってしまっている竿を片手でシュッシュッシュッと扱き始める! 本文来自

股间に阵取ったもう1人と协力し、阴嚢と内腿の最も感じてしまう弱点を见つけ出し、执拗に抚で擦る!

乳魔たちによる搾精のための爱抚が始まってから最初の射精に至るまで、ものの3秒とかからなかった…。

「……ンアァアッ? オォォッ? …おっ? おっ? …おほぉっ? いぐっ? イグぅぅッ!」

…ビュゥッ? ビュルルルルッ? ビュゥウウウッ? …ビュプッ? びゅぅううううっ?

放尿なのではないかと思われるほどの势いの精が、ペニスを頬张る乳魔の口内に迸る!

「おぁぁ゛ァァ゛ア゛ッ? ヒィィぃぃ゛ィィッ?」

ビュルルルッ? ビュルルルるるるッ? どぷッ…どぷどぷッ…どぷどぷどぷどぷッ?

与えられる快楽があまりに强く、反射的に全身がビクビクと跳ねるものの、四肢と首を缚る拘束が身动きを许さない!

「全身ガクガクさせながらお射精びゅるびゅる気持ちイイわよねぇ? …私たちに搾り取られる気持ち良さをしっかりと覚えられるよう手伝ってアゲルわ?」

动かせない头部の右侧に阵取る1人がそう言うと、その热く红い舌で耳たぶをレロレロと舐め回し始めた!

それと同时に左侧に阵取る乳魔もまた、どこが最も弱いかを探るようにして、舌で左耳を舐め回す!

「いいぃぃ゛い゛イイ゛イ゛イッ? ああ゛ッ? アァッ? …お゛ォッ? …ハァぁああッ?」

息を吸うことすらままならないほどの性感を与えられ、人间が味わってはいけない絶顶の快楽に身闷えるモージは、目の焦点が合わず、獣の咆哮のように喘ぎながらビュルビュルと射精し続けるだけ…。

やがて耳元を这い回る舌がその穴への入り込み、耳の奥をジュポジュポと舐め始める!

催淫性に特化した淫魔の唾液を涂り込むかのようにして舐められた场所は、瞬く间に强烈な性感帯と化し、やがては心地良い痺れが脳を浸し、浮游感にも似た快感を刷り込んでいく…。

「私たちに搾り取られるの、気持ちイイでしょう? フフッ…もうすぐ次のステージに行けるから、そのまま出し続けなさい?」

いつの间にかペニスを咥えてる乳魔は交代しており、彼女もまたゴクゴクと美味しそうにその精を饮み続けていた。

6人の乳魔による全身への完璧な爱抚は思考することさえ许さず、延々と続くオーガズムにより视界を真っ白に染めさせたまま、人智を超えた快楽の波を浴びせ続ける。

あれほど肥大していた阴嚢は猛烈な射精によって见る见るうちに小さくなり、その势いも徐々に失われていく…。

やがて最后の1滴までをも搾り出すと、亀头を咥えていた乳魔は満足そうに、その刚直を解放した。 copyright

「あぐっ? …あうッ? …あっ? …あふっ? …ひぐっ?」

すべての精の放出により射精は止まったものの、未だ全身のオーガズムと痉挛は続いていた…。

ビクッ…ビクッと痉挛するかのように全身を振るわせ、意识を真っ白に染めるオーガズムに浸されるも、精が出ることは无い。

「フフフフッ…アナタのカラダ…搾精される気持ち良さを覚えちゃったわね? こんなにビクビクしてもっとシてほしいって言ってるみたい?」

「ひッ…やッ? アッ? …ンンッ?」

ヌルヌルのペニスを片手でシコシコと弄られながらそう言われれば、更なる絶顶感に包まれ喘ぎ声が大きくなる。

「…でも、もう出なくなっちゃったの。アナタの美味しい精、まだ2人しか味わってないんだけれどどうしようかしら?」

ニコニコと笑いながらそう言う乳魔の手元には、见覚えのある道具……哺乳ビン。

中は乳白色の液体で并々と満たされており、それを见せつけるかのようにして目の前でちらつかせた。

「これ…なぁんだ? …ふふふ?」

それは散々饮まされた乳魔の母乳。

催淫性と依存性を高めたそれを饮まされたからこそ、快楽に负けて罪を自白し、今ここで精を搾り取られる结果となった原因。

「本当はおっぱいから直接授乳してあげたいんだけれど、アナタのカラダはまだ快感に惯れてないから暴れられると困るの。でもその代わり、これをたっぷり饮んで、また美味しい精をたくさん作ってちょうだい?」

未だ快楽の余韵に浸りつつも、それを饮めば再度快楽地狱に落とされることを本能が理解し、思わず首を横に振った。

「い…いやッ……イヤ…!」

絶対に饮んではいけないと本能が軽伤を鸣らし、咄嗟に拒絶の言叶が口を突いた。

だが、乳魔の母乳の想像を絶する美味しさと、それを饮むことによって得られる安宁の両方を知っている身体は、乳首を模した柔らかな先端が口に近づけられると、意思に反して口を开いてしまう…。

「ふふっ? …饮みたくないのに饮んじゃうのよね? …だってもう、アナタのカラダは快楽の虏? …おっぱいが饮みたくて饮みたくて仕方ないカラダになっちゃってるの?」

まるで催眠にかかったかのように疑似乳首に吸いつくと、その中の母乳をチューチューと音を立てながら吸い始めてしまった…。

「んっ…んっ…んっ? …んくっ? …んくっ? …んっ?」

ゴクッ…ゴクッ…と喉を鸣らして嚥下するたびに、喉元が絶顶する感覚に袭われ意识が飞びそうになる!

「ふふふっ? 饮み込むたびに射精しているような多幸感に包まれるでしょう? …男を母乳依存症にしてしまう悪いおっぱいなの?」

何度も何度も押し寄せる絶顶感により、もはや乳魔が何を话しているのかすらよく理解できなかった。

あまりに美味しすぎるおっぱいは、理性的な行动を决して许さず、莫大な快楽を伴って急激に吸収されていく…。

吸収された母乳は体内で、体力と引き换えに浓厚な精へと変わり、空になった阴嚢を徐々に膨らませていった…。

「私たちのおっぱい美味しいわよね? …ごくごく饮んで、もうやめられないおっぱい?」

母乳の诱惑にあっさりと负けた姿を见て満足そうに笑うと、先ほどまでの立ち位置をローテーションするかのように入れ替わる。

やがて哺乳ビンの中身をまるまる饮み干したことを确认すると、乳魔たちはこう切り出した。

「次はおっぱいに负ける练习をしましょ? …これから一生私たちの饵として暮らすのだから、おっぱいには絶対に胜てないことを体で覚えなきゃね?」

そう言うと、6名の乳魔たちは次々に上着からおっぱいをこぼれさせる…!

重たそうにユサッ…ユサッと片方ずつ取り出されるおっぱいは柔らかそうで温かそうで、その光景を见ているだけで、先ほどアレだけ射精させられたにも関わらず、股间は瞬く间に屹立させられた。

强制的に勃起させられた姿にニヤリと笑い、6名が各々のおっぱいの先端…艶めかしい薄桃色の乳首に向かって绞り出すかのように力を入れると、プシャァァァアッとシャワーのように母乳が飞び散り、全身へと降りかかる!

「ほぉら? 全身が母乳でヌルヌルになっちゃった? ……こんな状态で、おっぱいを押しつけられたらどうなっちゃうのかなぁ?」

「ヒィッ? …いやッ…やめッ? …あっ? あぁぁッ?」

ヌルヌルになった头を、首を、肩を、腕を、胸を、腹を、足を、そしてペニスを、乳魔6人が合わせて12のおっぱいをニュプニュプと擦りつけるような爱抚を始めた途端、长い长い射精が再び始まった…!

…びゅぅぅぅッ? …ビュゥゥウウウッ? …ビュルルッ? …ビュルルルルッ? …ドプッ…ドプドプッ?

おっぱいで股间を刺激する1人がペニスを挟みこみ、その柔らかな女肉で上下にユサユサと揺すり続ける。

反り返ったペニスからは大量の精が迸り、自分自身の胸元から下腹部までを白く青臭く染めていく…。

「ヒッ…ヒィィッ? …やぁァ? あぐっ? …イぐぅぅ゛ぅ゛ッ?」

「それってどういうことかわかる? アナタの脳が完全に无防备になってしまうっていうこと? 今、こうやって普段の射精よりも何十倍も気持ちイイ射精をしていても洗脳できちゃうんだけれど、脳がイっているときはそれ以上に何でも闻き入れてしまうカラダになってしまうの?」

「アァ゛あ゛へァ? …ア゛ァぁア゛ァァッ?」

脳がイッている最中に行われる洗脳行为……乳魔が饵とする人间に施す最初の洗脳。

人间が最も无防备になったところに流し込む、捕食者と被捕食者の序列。

「…ほら? そうこうしているうちに脳がイキそうになってきたわね? …気持ちよぉく洗脳してアゲル?」

「ほぉら? もう我慢できない……射精よりもずっとずっと気持ちイイ脳の絶顶……さあ…イキなさい?」

乳魔の母乳を饮まされた直后の射精に加えて、その官能的な声によって脳は限界を超えてしまった…!

「あがァああッ? …あっ? …お゛ッ? お゛ぁぁッ? …ア゛アァァッ?」

途端に脳が震えるような错覚を覚え、人智を超えた快楽は喘ぎを絶叫へと変化させる!

视界を真っ白に染められ、おっぱいで射精させられ続けながら、乳魔の饵となり果てるための洗脳を始められた…。

「ふふふ? …イキながらよく闻きなさい? …アナタはおっぱいが大好き? 柔らかくて大きくて温かいおっぱいが大好きなの? ……そんな魅力的なおっぱいを持っている私たちミルクサキュバスに反抗できない…反抗しようとさえ思えない?」

硬いペニスが柔らかいおっぱいで刺激され、ズチュズチュと湿り気のある音が响く中、耳元で嗫く2人の乳魔。 本文来自

脳は度が过ぎた快楽を帯びながら、意识の根底から乳魔たちの思惑を刷り込まれていく…。

「…アナタはおっぱいが大好き? …おっぱいは気持ち良くて、おっぱいの魅力に逆らえない? …アナタは私たちミルクサキュバスのことが大好き? …おっぱいを饮ませてくれるミルクサキュバスが大好き? …おっぱいで気持ち良くしてくれるミルクサキュバスが大好き?」

「…アナタはミルクサキュバスの食料? …ミルクサキュバスに気持ち良くされて、チンポから精をピュッピュッ…って吐き出すだけの食料? …アナタは精を食べられるだけの存在? ……食べる侧と食べられる侧…どっちが伟いか…わかるわよね?」

「…あっ? …あっ? …あっ? …アァッ?」

限界を超えた快楽を脳に直接注ぎ込まれたうえ、ギンギンにそそり立つペニスは乳魔の柔肌に包まれ、ビュクッビュクッと射精するのに合わせるかのようにして声が漏れ出てしまう…。 本文来自

近卫兵ともなれば锻錬は十二分であり、その上等な精を味わい続ける乳魔たちもまた上等な食料に舌鼓を打ち、満足そうに微笑んでいた。

「…ほら? もうアナタは覚えちゃった? ミルクサキュバスのおっぱいを饮んで、ミルクサキュバスに気持ち良くしてもらって、ミルクサキュバスに精を吐き出す喜びを覚えちゃった?」

「…もう后戻りできない? …もうおっぱいの诱惑に抗えない? ……アナタは私たちの言うことに何でも従うエサ? …私たちの食料? …ようこそ…おっぱいの天国へ?」

无防备な脳の奥深くに延々と刷り込まれていくその言叶に首肯するかのようにして、おっぱいに包まれたペニスから白浊がビュルビュルと飞び出し続ける…。

人としての生を终え、乳魔の饵としての生の始まりを迎えようとするモージの顔は、催淫母乳による度重なる调教による快楽で歪んだまま…。

……やがて饮まされた母乳とほぼ同量の精を出し尽くしたところで、モージは人间としての尊厳を失ったまま再び気を失った。





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少年退魔师が甘々なJK风サキュバスコンビの诱惑で甘く堕とされる话。

17,330文字
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「ほらほら大丈夫、怖くないよ~?」

「やめてっ…、あの子たちに手を出さないで!」

 时刻は夜…。人で赈わう歓楽街。…その外れの、幼稚园。一人の幼稚园教师が二人の女性を前に、児童たちの眠る宿泊部屋の入り口を、自分の体で隠すように护っていました。

「大丈夫だってせんせー?悪いようにはしないからさ?」 内容来自

「そそ?私らさ、穏健派だから?」

 二人の女性の姿は、ミニスカートに白いブラウス…。そして髪の毛はそれぞれ金髪とピンク色に染められており、俗に言うギャルのようです。しかし、その背中からは黒い翼が生えている上に头には角…。それは、コスプレと言うにはリアルすぎており、まるで本物のようでした。

 そう、彼女たちは人ならざる者…サキュバス。金髪のブロンドヘアを靡かせ、穏健派の言叶に违わないような优しい微笑みを见せる『バッド』…そしてピンク色のロングヘアを美しく风に揺らめかせ、子供一人の顔などすっぽりと覆ってしまえるほどに大きな胸を持ち、口元からは小さなキャンディの棒を覗かせる『イビル』…。彼女たちは、子供の集まる宿泊日を狙い、この幼稚园に忍び込んだのです。

 カラカラ…

「せんせー、どうしたの?」

「震えてるよ?寒い…?」

「だ、だめっ…出てきちゃ…!」

 人の気配を感じ目を覚ました数人の子供たちが、眠たい目をこすりながら部屋から出てきてしまいます。目に映るのは、恐怖に打ち胜つように身を挺して児童たちを护る大好きな先生の震える姿…。それを夜の寒さに寄るものだと勘违いした児童たちは、心配するように教师を抱き寄ります。

「ふわ~?せんせー心配して抱き着いてるよイビル?可爱いなぁ…」

「んふふ、やっぱちっちゃい子は可爱いよねバッド?さて、じゃあちゃちゃっと攫ってぇ…、男の子はペット调教して、女の子は仲间にしちゃいますか…?」

「だ、谁か…助けて…!」

 ゆらりと近付く二人のサキュバス…。幼稚园教师がもうだめだ、と目を瞑った瞬间――

「急急如律令……护!!」

「わわ!?」

 まだ年场の行かない少年のような声と共に、教师と児童たちは光のバリアに包まれます。その光はまるで、邪悪を払うような暖かい光…。そしてその光は、别方向から今度は二人を狙うように放たれます。

「急急如律令…攻!!」

「やっば、退魔师に见つかった!イビル、撤収!」

「も~、あとちょっとだったのに~!」

 その光から逃げるように、二人のサキュバスは空高く飞び上がり、バサバサと羽を羽ばたかせ逃げていきます。

「せんせー、今のなに?」

「わ、私にも…何がなんだか…でも…もう、大丈夫みたい…」

 サキュバスが逃げたのを见て、紧张の糸が解れ腰を抜かす教师。すると、光が仅かにぼわっ…とゆらめき…

(急急如律令…忘) 本文来自

 ふわぁ…と穏やかに照らすように、教师と児童を包みます。すると――

「…あら?私…」

「…?せんせーなんでお外に居るの?」

「外寒い…。せんせ、一绪に寝よ…」

「え、ええ…そうね…」

 教师と児童たちは、今まで何があったのかすっかり忘れてしまったように、宿泊部屋へと戻るのでした…。

 その一方――

「まて…サキュバス!」

 真夜中の空…人の気付かぬ场所で逃走剧を缲り広げるバッドとイビル。繁华街を抜け、ところどころに配置された照明が真下を照らす以外はほとんど真っ暗な场所になっても未だ追迹者の声は止みません。

「も~マジしつこい!!もうちょいで大量のロリっ子とショタっ子ゲットできたのに…これだから退魔师はさー!」

「…でもさ、バッド、さっきから闻こえる退魔师クンの声…ちょっと可爱くない?」

「へ?」

 大慌てで逃げるバッド。しかし冷静なイビルの声を闻き、兴味深そうに闇夜に耳を澄ませます。

「逃しはしない!」

 暗闇から闻こえる、サキュバス达を牵制する目的も含めた退魔师の声。もとより少年の声とわかってはいたものの――

「うっわ…ホントだめっちゃ可爱いじゃん…?んー…声からしたらまだ高校生にもなってない感じ?んで、ちょっちクール系っぽい?」

「ね?それにまだ未熟で一生悬命追いかけてきてるタイプの声だよこれ…?ビミョーに息切れしてる感じもするし?」

「うわ~弱々なクール系ショタっ子とか大好物?じゃあさ…こっちが逃走中に罠を张る可能性なんて…?」

「んー、まぁ退魔师としての授业とかでベンキョーはしてるだろうけど、ここまで一生悬命だとそこまでアタマ、回ってないっぽいよね…?」

「じゃあさ…ごにょごにょ…?」

「ん、りょーかい?」

 サキュバス达は追手の退魔师がまだ未熟だと判断し、二手に分かれます。そして、イビルが目立ちやすい场所に移动し――

「はぁ…は…追い诘めたぞ…サキュバス…!」

「やっば…退魔师クン早すぎだよ~?」
(くす…やっぱり想像通りすっごい可爱い顔してる…?)

 イビルの见立通り、退魔师はまだ未熟な少年。追い诘められたふりをしながら余裕绰々なイビルに対し、少年退魔师は仅かに息切れを起こしています。

「大人しく退魔の洗礼を受けるのなら命だけは见逃してやる…无益な杀生は望まないからな」

 退魔の洗礼。サキュバスなどの「人ならざる物」は、その洗礼を受けることで魔たる力を失い、普通の人として生まれ変わることが出来るのです。しかし…
 
「うっ……」

「あはっ?どうしたのかなぁ…、そんなにおっぱい见て…?もしかしてぇ…これだけでかる~く魅了されちゃったり?」

「そ、そんな訳あるか…!僕は退魔师だ…长い修业で身に付けた魅了への耐性が、そんな简単な诱惑で……」
 
 なおも挑発するようなイビルの口调と微笑みにムキになってしまう少年退魔师。しかし、イビルの胸から目を离すことは出来ません。长い修业で身に付けた、耐性…。口ではそう言っても、内心は性に旺盛な年顷…。その全てを遮断することなど出来るはずなど无いのです。

「んふ…?ねえ见てみて…?汗もこんなにかいちゃった…?」 

「あ…う……」

 先程の逃走剧の后と言うこともあってか、ブラウスはじんわりと汗ばんでいるようにも见えます。汗を吸いやすいその材质は、サキュバスの汗に含まれるフェロモンに染まったのか、うっすらとピンク色付いているようにも见えます。そして、たぷん…ぱつん…と穷屈そうにブラウスに闭じ込められた胸…。见れば见るほど、惹かれれば惹かれるほど淫靡なその光景は、まだ性に疎いであろう少年退魔师を钉付けにしてしまいます。そう、周りのことなど、もう视界に入らないほどに…
 そして、その背后では……

「スキあり~?」

「うわっ!?」

 完全に夜の闇に溶け込んでいたバッドが、にや~と淫靡な笑みを浮かべながら、少年退魔师の首から手を回し、覆いかぶさるような形で抱き着いてきたのです。咄嗟の出来事に、彼も受け身を取ることは出来ず、バッドの体全体に包まれることを许してしまいました。

 むにゅん…?

「うあ……」

 背中に感じる柔らかな胸の感触…。サキュバスの体は普通の人间とは比べ物にならないほど厌らしく心地よい感触を持ちます。おそらくは、イビルには及ばないものの、バッドの肉体も妖艶に整った厌らしい体。当てられる胸を中心に、女体特有の甘い心地よさが体中に流れ…少年退魔师は脱力してしまいました。

「にしし、は~い捕まえた?」

 むぎゅう…?

「うっ…こ、この……っ」

「あはは、无理无理?アタシのふにゅふにゅおっぱい押し付けられて体中とろんとろんなんだから振りほどけないってば?」

 むにゅん…?ふにゅふにゅ…?ぽよぉん…?

「くああっ…」

 肩や腕に力を入れようとしても、それを打ち消すように与えられる柔らかな胸の感触…。つい先程まで、イビルの胸に魅了されていた分、その快楽はまた一塩。もはやその体は、バッドの甘い感触の前に屈服したように、すっかり蕩けきってしまったようです。

「おつかれバッド?でもアンタってホント后ろからそうやって抱きつくの好きだよね~?」

「え~?だってこうしたら抱き枕みたいにぎゅ~って出来るから気持ちいいじゃん?ね~退魔师クン?」

(クソッ…二人いるのはわかってたのに…!目の前の相手を视认した瞬间すっかりそれしか头に浮かばなくなってた……不覚だ…!)

「えへへ~、ちょうどアタシがぎゅ~ってしてあげたらそのまますっぽり腕の中に入るくらいだね?
 こんなにちっちゃいのに、退魔师なんて伟いね~?」

「こ、この…马鹿に…するな……!」

 子供をあやすような口调に退魔师としてのプライドを逆抚でされた少年退魔师。残る力で精一杯の抵抗をしようとしますが…

「ふふっ、お姉さんからの、ご褒美だよ?んん……ふぅ~?」

「ふああああっ!?」

「あはは、出たバッドの十八番、耳责め吐息?」

「どうかな~サキュバスのあったかくてあま~い吐息をお耳にふ~っ?ってされた気分は?
 …てかさ、イビル闻いた?『ふあああ…』だって?」

「ふふっ、闻いた闻いた?」

(ま、まずい…サキュバスの吐息は、フェロモンの块…男の抵抗力を夺う…。ダメだ…力が完全に抜けて…指さえ动かせない…)

 耳の穴にふわりと入り込む生暖かい吐息…。普段刺激を受けることの少ない敏感な耳は、一切シャットアウトすること无く、その全てを受け入れてしまいます。加えて…

 ふわぁん……

(うあ…こ、これ…サキュバスの……)

 耳に向かって吹かれた吐息は、その全てが耳の穴に入り込むわけではありません。外界に漏れ出た吐息の甘い匂いが、少年退魔师の鼻をくすぐります。

「ん~?甘い匂いでメロメロになっちゃう?にしし…?」

 甘い匂いで蕩けてしまう…。それは当然バッドにも见破られています。自分の吐息一つで脱力しきった少年退魔师を、バッドはまるで子犬を抱きしめるように…甘やかすように抱きしめます。

「や、やめっ…离れ…离れろぉ……」

「あはは?おっぱいとお耳吐息だけでふにゃふにゃになった体で言う事じゃないな~?あと、年上にはちゃ~んと敬语使わないとダメだよ~?」

 抵抗する気力だけは失わないようにする少年退魔师。强気な言叶でサキュバスを威吓しようとしますが……天真烂漫な性格のバッドには効果はなく、むしろこの状况での威吓は爱らしいものと思われ、より体を密着させられ、头を抚でられながら甘やかされてしまいます。

「は~?クール系の子ってさ、ギャップも相まってこうやって気持ちいいのに耐えてる时の顔とかチョー可爱いよね…?」

「わかるわかる…?それに今もそうだけど、さっきもおっぱいに梦中になってたし…?」

「あはは、クールなのに、おっぱいへの耐性は无いんだ~?やっぱりまだまだちっちゃな男の子だね?」

(くっ、くそぉ…)

 好き放题に言われ、羞耻に顔を赤くする少年退魔师。しかし、今の状态ではどうすることも出来ません。

「えへへ、ホンット可爱いなぁ…?耻ずかしくて悔しくて、顔真っ赤にしちゃって…?
 その可爱い顔…、もっと见たくなっちゃった?さっきのもう一回しちゃおっと…?ふ~?」

「~~~~~っ……!」

 力の抜けきった耳に吹き込まれる二度目の吐息。先程よりもずっと甘い脱力感がぞわぞわと耳を袭います。

「もっともっと力抜いていいからねー?お姉さんが后ろからぎゅ~って支えてあげるからさ?」

 上机嫌のバッド。しかし中々自分に回ってこないイビルがむすっとしながら口を开きます。

「もう、バッドばっかずるいよ?」

「え~、いいじゃん?イビルはさ、要领いいんだからまた谁か捕まえなよ。この子はアタシの~?」

「だ~め、私だってその子可爱いと思ってるんだから?そ?れ?に……言っとくけど、その子捕まえる时に囮役なんて危ない役目引き受けたの私なんだからね?」

「う、それは……」 本文来自

 推しに弱いのか、バッドは少しだけ纳得の行かないような顔をしながら、少年退魔师を抱き竦めながら、イビルの言叶を了承します。

「うー…でもこの位置は譲んないからね?」

「いーよーだ?私は背中から抱きつくよりか正面から抱きつくのが好きだし?」

「そ、そんなことしてみろ…!只じゃ置かない…!」

 正面から抱きつく…そう闻いた瞬间、少年退魔师は焦りを见せながら威吓を强めます。只でさえ力が抜けきっているこの状况…。正面からもサキュバスに抱きつかれれば、败北は免れません。

「ふ~ん…?只じゃって…どうされるのかな?バッドのおっぱいと耳吐息で指も动かせないくらいふにゃふにゃになってる君が…どうやって『只じゃ置かない』のかな~?」

「う……」

 言われるとおり、今の脱力しきった体では札を取り出すことも、术を唱えることも出来ません。しかし、今威吓するのを辞めてしまえば、このまま负けてしまう…。少年退魔师は、なんとか抗うすべを探し―― copyright

「そ、それ以上近付いたら……かっ…噛み付くぞ…!」

 咄嗟に思いついた抗う术…、それはこの上なく単纯で幼稚な物でした。言ったと同时に、その本人でさえ、もっとマトモな答えはなかったのかと、赤面してしまうほどの…

「…ぷっ?」

「ふふっ…?」

 闻きようによっては可爱らしいその术に、バッドとイビルはクスクスと笑い出します。

「そっかそっか?このまま近付いたら、お姉さん、退魔师クンに噛みつかれちゃうんだ?」

「あはは、なんかワンちゃんみたいで可爱い~?アタシも退魔师クンに『かぷっ?』て噛みつかれてみたいなぁ~?」

「ふあっ……ぁ……」

 誂うような声と、心の底から爱らしいと思っているような声…。バッドはその気分のまま、更に少年退魔师に抱き着き、その体の感触を与え続けます。むにゅむにゅとした甘い感触で、少年退魔师はまた喘ぎ声を漏らしてしまいます。

「うりうり…?これでもまだお姉さん达のこと、かぷっ?って出来るかな~?」

「おっと、そんなに抱き着いたら危ないよバッド?ここは噛み付かれないように…退魔师クンの心をもっとメロメロにしてあげないとさ…?」

 そう言うと、イビルは胸ポケットからピンク色の棒キャンディを取り出します。コンビニやスーパーで30円程度で売られているような小さなキャンディ…。包装を见る限り、一般的に売られているものと同じようですが…

「おぉ…イビルってば、もうそれしちゃうの?」

「だって退魔师クン可爱いんだもん…?一旦さ、とろんとろんになってもらって、私らのアジトにつれてこーよ?」

「そだね?このままだと仲间とか来ちゃうかも知んないし…。诱拐…しちゃいますか?」

(连れてく…诱拐…!?)

 このままでは连れさらわれてしまう…。危机感を感じた少年退魔师は、なんとかして体を动かそうと力を入れますが…

「ふぅ~?」

「はううっ……」

 それを察知したバッドに、再び甘い吐息を吹き付けられてしまいます。力は再び蕩けきり、バッドに身を预けたままになってしまいます。

「にしし、大人しくしてな?今からさ、イビルがすっごいエッチなことしてくれるから?」

「な、何を……っ!」

 このままではまずい。そう思いながらも、少年退魔师は、バッドの言叶に仅かな期待を抱いてしまいます。イビルのする、エッチなこと…。先程胸で魅了されていた事もあってか、自然と胸を使った魅了术を意识してしまうのです。

「ふふっ…?ではでは、取り入出したるこのキャンディ?これをこうやってぇ…」

「っ……?」

 イビルはそのキャンディを包装を捲り、自分のブラウスへと押し付けます。そしてキャンディは、ボタンとボタンの间から、つぷぷ…とブラウスの中…ブラジャーも越えた先…、つまりは「生の胸」へと沈み込んでいきます。

「ふあ……?」

 间の抜けた声を出してしまう少年退魔师。目の前で起きていることが理解できないのが半分と、胸の中に何かを挟むという淫靡な光景に魅了されてしまったのが半分の、喘ぎ声とため息の中间のような息遣いです。

「ふふ、何されるかわかんない?じゃあもう…ぱぱっとやっちゃおっかな…?」

 そしてイビルは、胸の谷间から先程のキャンディを取り出します。

「ん…しょっと?」

 ちゅぷっ……むわぁ……?

「うっ……」

 キャンディは胸の温もりでやや表面が溶け、胸の中で蒸気のようにむわっ…?と漂うフェロモンで燻製にされたように、ほわっ…と汤気を立てているように见えます。そして、その「饴玉」の部分を少年退魔师に向け……

「はい、あ~ん?」

「!!?」

 その言叶を闻いた瞬间、少年退魔师は全てを理解します。そう、イビルはこれを食べさせようとしているのです。他の香りや味が混じりやすいキャンディ…。そしてそれに、胸のフェロモンの味と香りを染み込ませた「フェロモンキャンディ」を…。当然、そんなものを舐めてしまえば体内にサキュバスのフェロモンが浸透し、今以上に魅了されてしまうのは必至。少年退魔师は、口を闭じ、抵抗しようとしますが……

「バーッド?」

「にしし、あいあいさ~?んっ……ふ~?」

「くふぁあ……」

 バッドの耳吐息を受け、喘ぎ声を我慢できずに口を开いてしまい……

「ふふっ、は~い、召し上が…れっ…とぉ?」

 ちゅぱっ……?

「むぐぅ~!?」

 とうとうその口に、フェロモンキャンディを咥えさせられてしまったのです。

(な、なんだこれぇ…?甘い味と匂いがツン…って头まで来て……、あ、ああ……?)

 少年退魔师の体は一瞬ビクン…と震えたと思うと、背后のバッドの体をベッドにするかのようにだらん…と体をすっかり预けきってしまいます。フェロモンの影响により、サキュバスに抱かれているという状态への危机感を丧失し……まるでおしゃぶりを咥える赤ちゃんのように、キャンディを咥えた口だけはやんわりと动かしたまま……睑が、徐々に重くなっていきます。

「ふふっ…フェロモンキャンディちゅぱちゅぱ…?美味しいね?」

「体の力、もう全部とろ~んとろんって感じだね?良いんだよ~、そのまま目、闭じて寝ちゃいな?」

「ふあ……あ……」

「んふふ、良い子良い子…?」

「次起きたら…も~っと気持ち良いことしようね~?」

(ふあ…ダメ…も、もう……眠いの…耐えられな……)

 こうして…少年退魔师はサキュバス达の手によって眠らされてしまったのです。そして、夜の闇に溶け込むように、3人の姿は、ふっ…と消えてしまったのでした…

「う、ううん……?」

 しばらくして…少年退魔师はゆっくりと目を开きます。辺りを见回すと、そこはどうやらホテルの一室…。ですが彼の知るビジネスホテルとはどこかインテリアや装饰の雰囲気が违っていました。「ここは一体…」ぼやけていた思考が目覚めかけたその时――

「おっは~退魔师クン?目が覚めた…?」

「ひあっ…!?」

 背中に感じる柔らかな感触、そして耳元で吐息混じりに闻かされるバッドの甘い声…。少年退魔师は、つい先程自分がサキュバスに捕まってしまったことを思い出します。

「にしし、あれからどれくらい立ったか気になる?だいじょーぶ、退魔师クンが寝てからまだ2时间も立ってないから安心していーよ?」

 バッドは自分もベッドに寝そべりながら少年退魔师を抱きしめていました。柔らかなベッドは、彼とバッドの身体を优しく受け止めます。それにより…先程抱かれていたときよりも体重を预ける感覚が増しており、言叶通り、「身体が沈み込む」ような感覚に少年退魔师を诱っているのです。

「おっすー、夜食买ってきたよ~…って、退魔师クン、起きてるじゃん?」

 そんな中、个室のドアが开き、大きな胸を揺らしながら、もう一人のサキュバス…、イビルもその部屋へと入ってきます。イビルはそのまま夜食と言っていたコンビニのビニール袋を镜台に起き、くすくすと笑みを浮かべながら、ベッドの端へとゆっくりと腰挂けます。

「ねー退魔师クンいつから起きてた?ま?さ?かぁ……つまみ食いとかしてないでしょーねバッド」

「してないしてない?退魔师クンが起きたのもホントついさっきだし、寝てる子をイジメてもつまんないし?」

「そ、じゃあいいんだけど…?」

 谈笑しながらビニール袋から缶コーヒーを取り出し、くぴ…と一口饮むイビル。それは、少年退魔师を捕まえたことなど、全く気にもとめていないようなありふれた日常のような光景にも见えます。

「こ、ここはどこだっ……!」

 そんなアットホームな雰囲気に饮まれないよう、少年退魔师は毅然とした态度で二人に话しかけます。

「ん?ふふ~?ここがどこかって?それはね~?」

 バッドはその言叶に対し、にやりと淫靡に笑いながら少年退魔师の耳に口を近づけ嗫きます。

「ラ…ブ…ホ…?」

「……っ!」

 ぞわぞわとした快楽と共に、ビク…と戦慄してしまう少年退魔师。今から起こるであろう事に、検讨をつけてしまったようです。

「ふふ、ラブホの意味知ってるんだ?そうだよ~、ここはね…サキュバスの仲间が経営してるラブホ?女と男が、エッチなこと…する场所だよ?」

「う……」

 そのまま背后からバッドに抱きしめられた体势で寝かされている少年退魔师に、ゆっくりとよつん这いで覆いかぶさるように近付いてくるイビル。ぎし…とベッドの轧む音すらも淫靡な音に闻こえ…、ごくりと唾を饮み込んでしまいます。

「んふ、イビルばっか见てると嫉妬しちゃうなぁ…?」

「ひあ…!?」

 かたや、バッドはわざと不机嫌そうな顔を浮かべながら、人差し指で少年退魔师の太ももをくりくりと涡巻きを描くように弄り初めます。くすぐったいような、気持ちいいような感覚。もじもじと足を动かしてしまいます。

「ここはさ、だ~れの邪魔も入らないサキュバスと人间のデートスポット?じっくりねっとり时间をかけて、たっぷり満足するまで楽しめるんだぁ…?
 つまりさ、なんていうか…アタシらもちょっちテンション上がってんだよね…?だからさ、ちょ~っとだけ、本気出しちゃうよ……?んん…?はぁ~……?」

「んはあぁぁぁ……!?」

 ゆっくりと迫るイビルに気を取られていたスキを突くように…背后のバッドによって少年退魔师は、またも耳に息を吹きかけられてしまいます。しかし、それは先程までの耳の中のゴミを吹き飞ばすような吐息ではなく、耳全体を温める、温风机のような、サウナのような――…はぁ~っとした缠わりつくような吐息です。
 と言っても、がぁっと大口を开けてのものではなく、ため息をつく时のようなはぁ…とした口の开き方。その分、声の大きさも今のエッチなムードを壊すものではなく、むしろ喘ぎ声を闻いたときのように高めるような…息だけでなく、女性の声も仅かに意识させるような、脱力ではなく「発情」を促す吐息として、少年退魔师の耳へと流れ込んでいきます。

「あ、ふあぁ……」

「はっ…はぁ~……?」

「はくぅっ…?」

 快楽がペニスに直接流れ込むような吐息に闷える少年退魔师…。バッドは休む间もなく、「1、2の…」と挂け声をかけるように短めの吐息を吹き付けます。岚の前の静けさとも言うべき、「练习」の吐息を…。そして――

「はっ…はぁっ…?んん…はああああ~~~~?」

「ふえああああ…?」

 息を大きく吸ったバッドは、より浓度の高いフェロモン吐息を浴びせつけます。耳だけでなく、顔までも覆い尽くすような吐息の前に、少年退魔师は败北の証のような官能的な声をあげ、ふにゃふにゃになってしまいました。

(ふああ…耳が、とろとろで…ホットケーキみたいな…甘い匂いで…身体、力…入らない…)

「んふふ、どうかなぁ、男の子をメロメロにしちゃうメロメロスチームブレスの威力は?…って、闻くまでもないか?じゃあさ…せっかくだからこういうのも経験しとこっか?ん…れろ……?」

「ひゃうううう……!?」

 缠わりつくような吐息についで少年退魔师を袭ったのは、耳の縁をゆっくり…じっとりと犯す耳舐め。今まで吐息だけでも脱力するほどの心地よさだったのに、「舐められた」…ともなれば、その快楽は性に未熟な彼が耐えきれるものではありません。
 少年退魔师はその一舐めだけで抗いようのない脱力感に见舞われ、密着するバッドの体と一体化しているような感覚に陥ってしまいます。

「んふ…やっぱり耳舐めされた男の子の反応は可爱いなぁ…?耳ってさ、すっごく敏感なのに谁も锻えようとなんかしないから、大半の子はここ舐めてあげただけでとろとろになっちゃうんだよね…?退魔师クンも、その1人…?」

「うあ…ふああ……」

「まずは今みたいに縁からゆっくり舐めたげるからね…?初心者コースみたいなもんだからさ、安心してお姉さんの体に甘えちゃいな…?」

 水は、音を拾いやすいと言います。先程の蒸気のような吐息に加え、耳舐めの际、とろりとした唾液に濡らされた少年退魔师の耳は、バッドの甘い言叶を反响させ、より浓密に脳へと伝え、彼の心を甘い毒で蚀んでいきます。

「れ…ろぉ…… ぴちゃ…… ちゅうう……ん…ちゅっ?」

「あっ、あ……ああ……」

 ぞわぞわとした快楽を与えるゆったりとした舐めと、脱力のピークを狙うように、时折合わせられる耳へのキス…。甘く优しい、バッドの舌使いは、戦慄、紧张、敌対心など…様々な要因で强张ったままだった少年退魔师を、ゆっくりと甘えん坊へと変えていきます。

「ふふ、また蕩けてきた?ね?意地なんか张らないでさ…、もう全部委ねちゃいなよ…?」

「ふあ…でもぉ……」

 强い言叶で二人を威吓していた少年退魔师。しかし、心を溶かされたせいか、もうその言叶遣いに相手を威吓するような攻撃的な口调はありません。年上の女性に诱われるままに…、でも、本当にそのまま身を预けて良いのかという不安のみが残っている状态…。それほど、バッドの优しい耳への舌爱抚は心地いいものだったのです。

「ん~?まだちょっち怖い?仕方ないなぁ…?じゃあ今度は……」

「こ~ら、エッチなお姉さんは目の前にも居ることを忘れちゃダメだよ~?」

「あ……」

 たゆん…?

 一方、気がつけばイビルは寝かされた少年退魔师に完全に覆いかぶさっていました。その距离はほとんど0…。そして、目の前に突きつけられる重力に従ってたぷん…と垂れ落ちるイビルの大きな胸……。先のフェロモンキャンディの快楽も思い出し、完全にその光景に目を夺われてしまいます。

「ふふっ…?」

 ぽよん…ぽよん……?

「……っ」

 ゆっくりと肩と腰を动かすだけで、ふるん…と揺れる胸。そして…サキュバスの魔力に寄るものか、手を使わずともブラウスのボタンはプツ…と外れ…生の胸とブラジャーを见せながら、ふわん…?と服の中に封印されていた浓密なフェロモンが、少年退魔师を茧のように包み込みます。

(ふああ…いい匂い…。汗と、甘いのが混じったみたいな…凄く、エッチな…匂い…)

「ほあ…?っとと、危ない危ない、アタシまで堕ちるとこだった…イビルってばエロい匂いさせすぎっしょ…?これ退魔师クン、戻れなくなっちゃうよ?」

「いいじゃん、别に?どうせ人间の世界なんて节制ばっかでつまんないんだしさ、この机に私らのカレシになったほうがこの子もずっと幸せだって?」

「か、彼…氏?」

「そう、カ?レ?シ? 君すっごく可爱いからさ、これからもずっと一绪にいようよ?」

「あはっ、それ良いかも…?クールぶってても根は素直でエッチなことに弱くて…ぶっちゃけドストライクなんだよね?
 ねぇねぇ退魔师クン?このままさ、アタシらと恋人同士になっちゃおうよ?朝も昼も夜も…ず~っとこうやってエッチなことしてあげるよ?」

 二人のサキュバスに魅了されている少年退魔师にとって、それはこの上なく甘い诱い。しかし――

「だ、だめ…僕は…退魔师で……二人は…サキュバス……」

 桃源郷のような心地よさに包まれても、それまで培った退魔师としての记忆や信念が、ギリギリのところで彼を踏みとどませます。

「ふふっ…耐えるなぁ…?じゃあ仕方ない…?おっぱい攻撃…、解禁し~ちゃおっと?」

「あ~あ、イビルのこと本気にさせちゃった?」

 イビルの目つきは今までの悪戯で优しいモノ。しかし、そこに获物を捕食する肉食动物のような目つきも加わります。

「あ…あ……」

 蛇に睨まれた蛙のように、少年退魔师は指先一つ动かせません。期待…そして仅かな恐怖。ゆっくりと近づけられる胸を、只见つめることしか出来ないのです。

「ん~…なんかそういう怖がる顔されたらやりにくいなぁ…。」

「いやいや…イビルがそんな顔するからだって…。だいじょーぶだよ退魔师クン?イビルってば优しいからさ、あんな顔してるけど壊されはしないって?ほら…もっかいお耳舐めたげるから落ち着きな?ん…れろろ…んちゅ……?」

「ふあぁ……」

「にしし、良い子良い子…?すっかり耳舐め大好きになっちゃったね~?」

 蕩け声をあげる少年退魔师を优しく抱きしめるバッド。その上で、イビルはゆっくりと身体を倒していきます。

「ふふ、サンキューバッド?ほらほら退魔师クン、おっぱい…怖くないよ~?すっごく柔らかくて、温かくて、エッチな匂いがして、ちょ~っと头とろとろになるだけだからさ?ほ~ら…ほら…?」

 ゆらん…ゆらん……?

 ふにゅうん…?とやわからさのままに招き入れ…ある程度まで进めば、むにゅっ…?と弾力によって仅かに押し返され、理想のバランスで包み込まれる…。そんな、魔性の沼へと少年退魔师は落ちてしまったのです…。

(あ、あ――……?)

 ほんのり顔を湿らせる汗の心地、そしてその水分ごと温めるようなおっぱいの温もりと全てを抱拥するような柔らかい感触…そしてそれらに仅かに遅れてやってくるのは、汗の癖のある酸っぱいような匂いが鼻を突きつつも、それすら入り交じる甘い匂いの前では程よいアクセントとなる、まさに「フェロモン」と呼ぶべき、魔性の匂い…。
 温もりと感触で蕩けきったタイミング…性的な耐性が0となったと同时にやってくるフェロモンは一瞬で少年退魔师を虏にし、その顔を、鼻を…更におっぱいの奥へと诱导します。

「ふあ…んむぅ……?」

 そして一切の抵抗のないまま…その顔は、一番奥へと辿り着いてしまったのでした。

「は~いようこそ、イビルちゃんのメロメロおっぱいホテルへ?」

「~~~~~~~っ?」

 そこは、甘いフェロモンに満ちた桃源郷…。今までの自分の使命も、何もかも忘れてしまうほどの、幸福に満ち溢れた场所でした。兴奋のあまり呼吸は荒くなり、はっはっという辿々しい息遣いの度に、心を満たす匂いを吸い込み、その度に自分から顔を押し付け…そしてそれを、优しく受け入れられる――。
 蕩ける意识に続き、身体もその匂いと感触だけで快楽に染められ始め、足や太ももはあまりの快楽に耐えきれずビクンビクンと跳ねてしまいます。最も快楽に弱い场所…、ペニスは一切手を触れられていないのにも関わらず、限界にまで膨张し… copyright

 ぴゅっ……

「んむ!?」

「…あれあれぇ?退魔师クン…?」

「あはは、おっぱいだけでちょっと漏らしちゃった?」

(あ、あうう……)

 あまりのおっぱいの心地よさに、腰の力がフッ…と消え、それと同时に先端まで来ていた精液を漏らしてしまう少年退魔师。あまりの耻ずかしさに、穴があったら入りたい程に羞耻に饮まれてしまいます。

「ふふっ、しょうがないしょうがない?イビルのおっぱい凄い気持ちいいもんね?耻ずかしくないよ~?」

「そそ?おっぱいだけでイッちゃう退魔师クン、めっちゃ可爱いくてますます好きになっちゃった?」

 その羞耻心も蕩かすように、バッドは耳元で甘く嗫き、イビルはおっぱいに顔を包んだまま、头を优しく抚で始めます。

「ふあ……」

 おっぱいの温もりとも违う、心を癒やすような温かさ。それに加え……

「ふふん…、もうさ…一回全部出しちゃおっか?」

 ちゅぷっ…?

「んふあ!?」

「あは?耳舐め中级者コースだよ~?唾液たっぷりの舌でぇ…れる…耳のここ…侧面よりもっと内侧…穴の周り?この辺をれろ~ってしてあげる?」

 甘いおっぱいに加え、バッドのイタズラな声とともに、くぐもった水音が脳に响き渡ります。

「ぴちゅ…ちゅうう……れろろろ……?」

「ふあ…はええ……」

 耳の穴の付近…、坂となっている部分を舐め取られてしまう少年退魔师。耳にはすっぽりと盖をされてしまう形になり、非现実感が更に増していきます。

(あ、ああ…あ~…?)

「ぬちゅ…ちゅう…んふ…?」

 最も敏感な耳の、より鋭敏な部分を、甘く优しく舐め取られてしまう…。それは脱力感を超えた、体中が溶けてしまうような…溶解感に変わっていきます。おっぱいの感触と匂い、耳舐めの脱力と淫らな水音…。几重にも重なる蕩けるような甘い感覚の中で…少年退魔师の心は、ピンク色の沼へと堕ちていき――

「あ……?」

 寝言のような、ため息のような喘ぎ声を漏らしたと同时に――

 どくんっ…!どぷっ…どぷどぷ……

「きゃ?」

「あはは、出た出た?」

 ついに、一切性器に触られずして本気の射精を迎えてしまったのです。

「はぁ…ふああ……」

「んふふ、いっぱい出たね~?お姉ちゃんベッドとお姉ちゃん布団のサンドイッチ攻撃、とっても気持ちよかったでしょ…?ん…れろ…?」


「ふあ…んむぅ…」

 しかし即座にバッドの唇が彼の唇を塞ぎ、その感触でおっぱいへの恋しさを絶つように新たな快楽で心を埋め尽くします。既に立て続いた快楽调教により二人のサキュバスへの抵抗を失っていた少年退魔师の心は、そのキスを完全に受け入れてしまっているようです。

「ん~?ちゅっちゅ?ほらほら…まずは唇同士をあわせてぇ…、体温と唾液をお揃いにしてぇ…?」

 舌を入れる前に、バッドはぴっとりと唇同士をあわせ、そのままじっくりお互いの唇を溶け合わせるように密着させます。そして、唇同士の境目がどこにあるかすらもわからなくなった顷合いで――

「れ…るぅ…ん?」

「ふむぅぅぅ…?」

 ゆっくりと、少年退魔师の舌を自らの蕩けるような舌使いで络め取ります。味蕾にたっぷりと唾液をしたらせ、甘い唾液の味を堪能させ…甘い味で缓んだ口内にも、そのままとろり、とろりと唾液を舐め広げていき…まるで口の中が液状化してしまったような感覚を与えます。

「ふふ、バッドの真骨顶はなんてったってその舌使いだからね~?梦心地になってる间に私はこっち…っと?」

 その间に、イビルはゆっくりとむき出しにしたおっぱいを少年退魔师のペニスへと近付けていきます。ブラウスとブラジャーで蒸れたおっぱいの中央…。そこに、亀头が密着するように位置を调整し――

「んしょ…っとぉ?」

 ぬっぷぅぅぅっ?

「んぷぁ…!?あ、ふあああああ…?!?」

 イビルとバッドからすれば狙い定めたかのようなパイズリでも、少年退魔师からすればそれはあまりに唐突な快楽。背筋はビンっ…と硬直し、おもわず唇も离してしまいそうになりますが…

「だ~め?ほら、ちんちん以外の力…もっかい全部抜いたげる?あ~…ん?」

「むぅ…むあ……」

 その强张った身体をキスで脱力されてしまいます。食いつくようなキスではなく、そっと抱き戻すような优しいキス…。それはペニスを挟み込んだおっぱいの感触を上涂りするような…

「こっちも负けてないよ~?ほ~ら…むわむわのおっぱいの真ん中でぇ…退魔师クンのちんちんをスチ~ム?ぎゅ~~~~?」

 むちゅうっ…じゅぷううう…?

「~~~~~~~っ!?」

 しかし、再びイビルのパイズリが少年退魔师の心をおっぱいの方へと倾けます。フェロモン汗とフェロモン蒸気がたっぷりと密集したおっぱいの底に亀头を诱われ、むずむずむわむわとした射精直前のこそばゆいような快楽に类似した「蒸される」感覚がペニスを支配します。

「ふふ、退魔师クンは优しいのが好きみたいだから、このまま甘々圧迫パイズリで気持ちよくしたげる?ほ~ら…、可爱いソーセージクンを、ふわふわおっぱいでサンドイッチにしちゃうよ~?」

 ふにゅううう……?

「んっふぅっ…?」

 どくんっ…!どくん……

「あはは、は~いワンポイント先取~?」

 そうやってイビルが强い快楽によるパイズリ射精でおっぱいの虏にしてしまったかと思うと…

「むぅ~…。んむ…ちゅ……とろっ…とろ……?」

「あむぅ…?ん…こく…こく…」

 ぶるっ…ぷぴゅっ…

「んふふ~?」

 今度はバッドが甘い唾液を少年退魔师に流し込み、失禁のような甘い射精でキスの虏へと戻してしまいます。しかしそうなると――

「ちょっ…そっちがそう来るならぁ…こっちも、んあ…唾液追加~?」

 ぺとっ…とろぉ~?

「は、はわぁぁぁ…」

 とくんっ…とろ…

 天然の唾液ローションでおっぱいをなめらかな心地にすることでぬるぬるとした快楽を圧迫パイズリに追加し、再びイビルが主导権を握ります。

「ぐむ…、んん…ふぅ~~?」

「んっくうううう…!??」

 ぴゅるる……

 対するバッドは、甘い吐息をたっぷりと少年退魔师の肺に注ぎ込みます。そして再び主导権はバッドへ…と思えば、イビルに、そしてまたもバッドへ…互いの性技を駆使して、少年退魔师を自分侧に诱おうと二人は跃起になりますが、数を経る毎に终わりが见えなくなっていき…

「ああ…はええ……」

 少年退魔师は、脳が全て溶けてしまったかのような、心ここにあらずといった蕩けきった顔つきになってしまっていました。

「うーん…ねえバッド…、えーっと…もうこれさ、后腐れなく二人一辺に责めたげた方がよくない…?」

「ん~?ちゅ…ぱ……?アタシ的には自分だけのにしたかったんだけどなぁ…でもま、このまま続けてると退魔师クン、壊れちゃいそうだし…」

「もうさっきからずっとアヘアヘ状态だしさ、そろそろ出させてあげようよ?」

「しょうがないなぁ…?じゃあさ、いっせーのせーで…」

「キスと圧迫パイズリ、ダブルでしちゃおっか…?」

 意识合わせを终え、イビルとバッドはそれぞれの性の象徴たる部分を少年退魔师に近付けます。そして――

「い~ち?」

「にの…?」

「「さ~ん??」」

 ちゅうっ…? ぷにゅううう…?

「ふあ…」

 もう喘ぎ声も出尽くしたのか…、最后の一滴が漏れ出るようなか细い声と共に、精液もまた、最后の一滴――

 どくっ……ぴゅっ……

 仅かな射精音と共に、漏らして、しまったのでした。おそらくは、もう二度と彼女たちから离れられないであろう败北の証として……

「んっ…ふあ~?おいし…?」

「ぷあ…?んふふ、唾液も射精も…この最后の一绞りが一番美味しいんだよね~?」

 二人のサキュバスは精液と唾液をじっくりと堪能し、爱らしいペットへと目を向け直します。

「明日からもずっと楽しもうね~退魔师クン??」

 そうして…淫らな夜は更けていきます。一人の人间の、サキュバスペットへの転生を祝うかのように――




















 胸に顔を埋める男に対する処置を考える女怪盗の顔には、絶対的な支配者の笑みが浮かんでいた。
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